年齢を重ねると、日常生活の中で「ちょっとした動作」が負担になることがあります。
特にトイレでの立ち座りは、足腰に不安がある方にとって大きな問題です。
今回は、トイレへの手すり取付工事を行った事例とともに、手すりの材質の違いと選び方についてご紹介します。

■ 工事の内容:壁面への横型手すりを設置
こちらの住宅では、ご高齢のご家族が安全にトイレを使用できるようにとのご依頼をいただき、便器横の壁に水平手すりを設置しました。
適切な高さ(床から約75〜80cm)に取り付けることで、立ち上がり動作がスムーズに行えるようになります。
■ 手すりの材質にはどんな種類があるの?
手すりにはさまざまな材質があります。それぞれに特徴があり、使う場所や目的に応じて選ぶことが大切です。
1.【樹脂製(プラスチック)】
・ 手触りがやわらかく、温かみがある
・ お手入れしやすく、耐久性も◎
・ 滑りにくい加工が施されている製品も多い
▶ 今回の工事では、樹脂製の手すりを採用しました。汚れにも強く、トイレのような水回りでも安心です。
2.【金属製(ステンレスなど)】
・耐久性が非常に高く、重い荷重にも耐えられる
・公共施設や商業施設などでよく使われる
・ただし、冬場は冷たさを感じることも
3.【木製】
・見た目がやさしく、インテリアになじみやすい
・滑りやすくなることがあるため、握りやすい形状か確認が必要
・湿気に弱いため、水回りでは不向きな場合も
■ 手すり取付のポイント
・壁の下地の確認:手すりはしっかりとした下地に固定する必要があります。壁に補強板を入れるケースもあります。
・使用者の体格や使用状況に合わせる:身長や動作のクセを考慮して、最適な高さ・位置に設置するのが重要です。
・介護保険の住宅改修費支給制度:要支援・要介護認定を受けている方は、手すり工事に対して最大20万円(1〜3割負担)まで補助が受けられます。
■ 安心して使えるトイレ環境を
トイレへの手すり設置は、転倒予防や自立支援の第一歩です。
材質の違いを理解し、使用する方にとって本当に使いやすいものを選びましょう。
当社では、現地調査から設計・施工、介護保険申請まで一貫してサポートしております。
トイレの手すり取付を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
宇陀市でのリフォーム、設備、介護の事なら、ナガサワぷらす(0745-83-2266)まで
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